1️⃣世の中は全て「物語」?ふむふむ結構納得 少し前に世の中って全部宗教と共通項があるのではないか?と思ったことがあった。ちょうど新興宗教による色んな事件が起きた時だったから、宗教そのもの自体に対して色んな批判がなされていたけど、その批判に対して、ふーむけど世の中全部似たカラクリで動いてるのでは!?ってぼんやり思ったりもしてて、今回この本を読んでそれが「物語」という共通項なんだと結構腑に落ちた感じがした🙂↕️ 「各々の形で自分の信じたいものを信じ(宗派)、ロールモデルを見つけて(教祖❓)、彼等からのメッセージを追ったり(聖書??)、その信じるもの支援したり、実現するために、時間やお金を投資して、没入する(活動)」というプロセスは、どんな活動、場面でも起こっていることで、それ自体に関しては別に何の問題もないなと自分が思ってることに気がつく。そして初めてそれを言語化できた感じはする🤔🤔 だけどそこにメッセージのsender側の利益を前提とした意図的な誘導や搾取が発生した時に私含め多くの人が興ざめになってしまうのかも。。 例えばインスタグラマーやYouTuber の発信。わー素敵な生き方してる!!と憧れたり、共感してフォローして、追いかけたりするけど、突如その人たちの投稿がPRで溢れ出して、彼らの利益追求のために、発信が利用されてると気がついた時、すごい嫌悪感を抱いたりするんだなーと思う コムドットのやまとが、自分たちはPRで集める短期的なお金は求めてなくて、長期的に心から応援してくれるファンが欲しい、それが巡り巡ってお金になったら嬉しい、みたいなことを言ってて、素敵だなと思ったし、もしそれを上辺で言ってるのだとしたら天才的なマーケターだなと思った。彼らのファンが熱狂的なのは、彼らの活動が搾取のためになされてない、純粋に心から応援していいんだ、という安心感が担保されてるからなのだと思う。PRをすることの弊害を理解してるからこその行動、発言で本当に優秀な人なんだな〜って感じた 2️⃣日本ってイージーなのか⁉️ そして留学している今感じるのは、日本の市場って「物語」を浸透させるのが簡単なのかなってこと。 島国で、日本人という単一の人種が基本で、日本語というなんとも難しい言語を操る一方で英語の話者率が高いわけではなくて。そして日本で生まれ育つ人が多く、ほとんどの人が日本の公教育を受けて育つ。そして日本の情報統制力ランキング?がすごく高いらしい(G7の中で最高) こんな環境にいると、国民の思考パターンって単一化されていきそうだなと思う。 やはり留学して色んな人と話すとそれを身をもって感じたりもしていて、バックグラウンドの違い、人種の違いからくる価値観の相違が、日本ではあまり見たことがなかったようなクラスでのディスカッションでの活気を創出しているのかもしれない。まあ国民性もあるのかな!? こう考えると、日本のターゲット層ってすごく単一化してるから、そこに刺さる広告、ないしはマーケティングを考えるだけなら(だけとか言ったら怒られちゃう💦)、他の国と比べると多少やりやすいのかなと思ったりしてる。。(これは来年広告系の仕事を始めてからのお楽しみ☺️普通に全然簡単ではないと思うけど、笑) そう思った一例として、最近流行ってる「Last Call」というキャバ嬢発掘番組が挙げられる。 スポンサーの湘南美容クリニックがかなりの出資をしているそうで、そんな彼らを際立たせるために番組内でも上手にマーケティングがなされている。 「人は外見一つで夢をあきらめてしまうことがある」「もし外見の悩みが一つ消えたら、人生はどう変わるだろうか」 というキャッチコピーはその顕著な例で、キャバ嬢という閉じた世界の話に見せかけて、「人」と主語を大きくしたり、疑問系を使うことで視聴者にもそれを語りかける構図になっている。 すでに美に対する執着がこの上ない日本国民、特に若者層に向けて 「外見を変えることで夢を実現できる」 という「物語」を番組に出てくる女の子を媒介して広めることで、更に上記の価値観を強化し、整形という手段をとる方向に仕向けることに成功してるんだろうな。とかちょっとだけ冷めた目で見ちゃったりもしてます (けど毎週見てる笑) 3️⃣発信者は素敵な人で溢れてて欲しい この本を読んで、物語のsender側の視点が描かれることでその裏側の様子がありありと分かってしまって、少し恐ろしい気持ちになった一方で、発信者側が短期的な目線だけではなくて、長期的に人にどんな影響があるのか、どんな価値観を強化するのか?等々、一歩二歩先まで考える素敵な人たちだったらいいなと思う💐 広告で来年から働く身として、私はもっと世の中の考えが多様化して、いろんな意見、いろんな生き方で溢れる世の中になってほしいし、それを促進する広告やマーケティングをしたいなと思う。 そしてそんな社会になって色んな視点でモノをみる人が増えることで、人から搾取する悪党?天才マーケターに対抗することができるのかもしれない やばい長すぎwwwwww
元の読書記録を見るイン・ザ・メガチャーチの感想・レビュー
朝井リョウ
日経BP 日本経済新聞出版
ISBN: 9784296121045
読者の感想・読書記録
ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。
20260627 人生は積み上げてきたものがそのまま自分に返ってくるとは限らない。人生の後半は今までやっていなかったことが悪い意味で返ってくる。例えば、いままで家族との時間を蔑ろにしていた人は、定年後にその時間が苦痛となって返ってくる。 また、推し活のように視野狭窄の方が人生が楽しかったりする。視野を広げることが全てではない。人生はバランスが大切だ。
元の読書記録を見る2026、6月
元の読書記録を見る2026年4月27日Audible聴了 2026年本屋大賞受賞作 推し活を3人の立場から描かれている。 かつて推し活をしていた人、現在推し活にハマってしまっている人、推し活をさせる為に物語を作る側の人。 それぞれ違う立場の人たちが最後には工作していくストーリーは秀逸で面白く、自分にも思い当たることもあり、色々考えさせられた。 最後は『えっ?ここで終わるの?』という感じだった。 続きが知りたくなる。
元の読書記録を見る「神のいないこの国で人を操るには、"物語"を使うのが一番いいんですよ。」 帯にもあるこの言葉の持つ重みが、読む前後で全然変わった。 感想は人それぞれあると思うが、個人的には読んでいて非常に辛く、重い作品だった。 それにしても、何でこんなに言語化が上手いのか、、 人の感情の揺らぎや空間の温度・質感、社会の雰囲気について、残酷なまでに精密な言語化がされているからこそ、辛く感じたのだろう。 凄すぎて打ちのめされているが故に、まだ感想を十分に言語化できない。 いやーーすごかった。
元の読書記録を見るすごいおもしろい。 焦燥感ある表現、うますぎる。 でも内容は結構しんどかった。 読んだこと軽く後悔するくらい、内容もしんどいし、これが本屋大賞なんだ今の日本って気持ち
元の読書記録を見るすごい終わり方。 中盤まではここが繋がってそうだなって思ってたところが予想とは違う繋がり方していっておもしろかった。
元の読書記録を見るとーーーーっても、おもしろかった!! 読めば読むほどに面白くなっていく本だった 視野をどんなに広くしたって人生正解も不正解もないよ、本質的だとかそうじゃないとかもない。その人なりに何かを信じて選択することが大事だよ。っていうメッセージを受け取った なんとなく、自分がいつからか思うようになっていたことと似ていて、すごく腑に落ちた 全人類に好かれるのはいろんな考え方がある中で、難しい でも、自分が信頼していて、大好きな人には、好かれたいな、そうだと幸せだろうなああ とか 何かを選択する時、その選択の根拠は人それぞれ全く違うから正解不正解ないと思うけど、ちゃんとそれを選択した自分に自信を持ったり、その選択をして楽しめる自分がいるっていうのが 自分の心の健康を保ったり、いっぱい笑顔になったり、幸せだな〜って思えることに繋がるのかなって、ぼんやりだけど思って生きてきたタイプだったのでこの本の結末はかなり腑に落ちた、自分の思ってることを言語化してくれているような気持ちになる部分もあって、なんだか嬉しい気持ちになった 一つの物事なのに、視点によってこんなに捉え方変わるんだ!!!って驚きつつも、誰に対してもあまり否定的な感情は湧かなかったというか、興味深いなあという感情で読み進め、とーーーうても!面白かったです そして大事だなー大切にしたいなーって思った言葉がちょこちょこあってメモったけど今は手元にない、とほほ
元の読書記録を見る再読。推しとは、について考えたいな。
元の読書記録を見る外から見れば、自分を消費することでしか幸せになれないと嘲笑的に思われるような行為でも、その人自身にとってはかけがえのないもの。例えそれが、自身が意図して発したものではなく、他人に操作されることで発生したものであっても。 いくら推し活に理解がある世の中になってきたとしても、この作品の父親と娘のようにオープンに話せることができない雰囲気がある家族はまだ少ないわけではないんだろうなと感じた。
元の読書記録を見る推し活おもしろい
元の読書記録を見る推し活をしていたら、もっとのめり込めるのかな? とはいえ、推し活に限らず、マーケティング全般に当てはまる要素もありそう。
元の読書記録を見る朝井リョウさんの小説って、こんなに面白いんだと感動した。 ファンダム経済を動かす人 推し活にハマる人 推し活から目が覚めた人 3人の視点で進んでいく物語が、思いもよらない方向に進んでいく。 世界が抱える様々な問題が見えるようになることで生まれる「自分の手に負えない不安や絶望」や、見たくないものが見えてしまう現代社会のストレスを解消するのが、視野を狭く持ち特定の対象に没頭する推し活。 推し活をしたこともないし、興味もなかったのだけど、読みながらその心理が見えてきた。 手に届かない広い世界のことより、狭い世界で自分が影響を与えていると思う方が安心という心理。同じ思考を持つ集団の中に身を置くことで、自分はその一員であるというある種の確信を得て心が安らぐ心理。 でもそれは、仕掛け人がいてのことであり、その仕掛け人は巧みな手腕で推し活行動を促していく。 周りに合わせて視野を広げなければと必死になっていた大学生が、あえて視野を狭めることで心の安息を得るのに対して、せっせと推し活していた女性が視野を広げることで新たな沼にハマっていく様子は、見事なコントラストだった。 ラスト100ページは読む手が止まらず、最後まで期待を裏切らない展開だった。 ファンダム経済の表と裏をリアルに描きながら、エンタメ小説としての「読ませる力」もある、完成度の高い小説だと感じた。 村田沙耶香さんの「世界99」と並ぶ今年のベスト本という声も多く、その評判にも納得。
元の読書記録を見る朝井リョウさんは桐島から、正欲も何者も、人間の心の描写というよりは構造そのものを描く作家だと思って読んでいましたが、この本はまさに「推しの世界」の構造が細かく書かれていました。読んでいくうちに一人のキャラクターに感情移入、自分は何も推していないところで、なんのコミュニティにも属していないことへの不安感が高まりました。最後の書き方も好きです。ここで終わるからこそ余韻が残る。素晴らしい。
元の読書記録を見る登場人物たちが全部やばい方に行くので「そっちに行くなー」と心で叫びながら読んだ。人間の苦しい姿書くの本当に上手くて読んでてしんどい。他人を推すのもいいけど、自分の生活を大切にしたいわ
元の読書記録を見る私の友達にもいる推し活してる人。 私もアイドルは好きだが、熱愛が出ようと、休養に入ろうと割とどうでもいい。 私の友達は違くて、プロなんだから隠すべきだ、事務所が悪い、いつか本当に会えると思っているなどとよく口にしてる。 この本を読んで思ったのは 私は冷笑側で、というかそうありたいと思っているんだなと。それもなんか内心嫌だった。 本の中だとお父さん側に近いのかなと思い読み進めていた。 私の中にも 何かに熱中する人に憧れる気持ちがある。 没頭とか、そこまで注ぎ込めるエネルギーに対して羨ましいな、と思っている。 ただその対象を、社会的に客観的に見たときに誇れるもの、正しいとされてるものでありたいというノイズがいつしか大きくなって 自分が本当は何をしたいのかがわからなくなってお父さんみたいになっちゃったな。とほほ 私もお父さんみたいに娘や奥さん、元同僚のような誰かに必要とされたい、 それが身近だと、会社の上司や、好きな人だったりしてるなぁと。 ただそこまで没頭できない。 推し活してる友達みたいに夢中になれない。 そんな事にもがいている私に刺さる本でした。
元の読書記録を見る自分と重なる登場人物もいて普段見聞きしたり感じたりしたことがある視点も多かったから、読み易くもありでも私にとっては新鮮みが少なくて途中止まってしまい、読了まで時間がかかった。 でもどのように小説が終わりに向かうのかが気になって最後まで読み進むことができ、終わりの部分はとても楽しめた。 宗教学的な分野に興味があったので、"物語"という視点で一つの答えを出している点は面白かった。 色んな人の"物語"との関わり方を俯瞰するように描かれているのも特徴的で良かった。
元の読書記録を見る読んだというよりAudibleで聴いた。 物語が進むにつれ、三者が絡み合っていき、最後にそこに辿り着くのか、という着地点が見えたのが満足感の高い本だったが、物語の中の彼らはこの先どうなるのかと想像するとあまり後味の良い感じはしなかった。
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