na🌱イン・ザ・メガチャーチ
イン・ザ・メガチャーチ

イン・ザ・メガチャーチ

朝井リョウ

日経BP 日本経済新聞出版

2025年09月03日頃

概要

沈みゆく列島で、“界隈”は沸騰するーー。 あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側ーー世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。 「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」

ステータス

読んだ

na🌱さんの感想・評価

1️⃣世の中は全て「物語」?ふむふむ結構納得 少し前に世の中って全部宗教と共通項があるのではないか?と思ったことがあった。ちょうど新興宗教による色んな事件が起きた時だったから、宗教そのもの自体に対して色んな批判がなされていたけど、その批判に対して、ふーむけど世の中全部似たカラクリで動いてるのでは!?ってぼんやり思ったりもしてて、今回この本を読んでそれが「物語」という共通項なんだと結構腑に落ちた感じがした🙂‍↕️ 「各々の形で自分の信じたいものを信じ(宗派)、ロールモデルを見つけて(教祖❓)、彼等からのメッセージを追ったり(聖書??)、その信じるもの支援したり、実現するために、時間やお金を投資して、没入する(活動)」というプロセスは、どんな活動、場面でも起こっていることで、それ自体に関しては別に何の問題もないなと自分が思ってることに気がつく。そして初めてそれを言語化できた感じはする🤔🤔 だけどそこにメッセージのsender側の利益を前提とした意図的な誘導や搾取が発生した時に私含め多くの人が興ざめになってしまうのかも。。 例えばインスタグラマーやYouTuber の発信。わー素敵な生き方してる!!と憧れたり、共感してフォローして、追いかけたりするけど、突如その人たちの投稿がPRで溢れ出して、彼らの利益追求のために、発信が利用されてると気がついた時、すごい嫌悪感を抱いたりするんだなーと思う コムドットのやまとが、自分たちはPRで集める短期的なお金は求めてなくて、長期的に心から応援してくれるファンが欲しい、それが巡り巡ってお金になったら嬉しい、みたいなことを言ってて、素敵だなと思ったし、もしそれを上辺で言ってるのだとしたら天才的なマーケターだなと思った。彼らのファンが熱狂的なのは、彼らの活動が搾取のためになされてない、純粋に心から応援していいんだ、という安心感が担保されてるからなのだと思う。PRをすることの弊害を理解してるからこその行動、発言で本当に優秀な人なんだな〜って感じた 2️⃣日本ってイージーなのか⁉️ そして留学している今感じるのは、日本の市場って「物語」を浸透させるのが簡単なのかなってこと。 島国で、日本人という単一の人種が基本で、日本語というなんとも難しい言語を操る一方で英語の話者率が高いわけではなくて。そして日本で生まれ育つ人が多く、ほとんどの人が日本の公教育を受けて育つ。そして日本の情報統制力ランキング?がすごく高いらしい(G7の中で最高) こんな環境にいると、国民の思考パターンって単一化されていきそうだなと思う。 やはり留学して色んな人と話すとそれを身をもって感じたりもしていて、バックグラウンドの違い、人種の違いからくる価値観の相違が、日本ではあまり見たことがなかったようなクラスでのディスカッションでの活気を創出しているのかもしれない。まあ国民性もあるのかな!? こう考えると、日本のターゲット層ってすごく単一化してるから、そこに刺さる広告、ないしはマーケティングを考えるだけなら(だけとか言ったら怒られちゃう💦)、他の国と比べると多少やりやすいのかなと思ったりしてる。。(これは来年広告系の仕事を始めてからのお楽しみ☺️普通に全然簡単ではないと思うけど、笑) そう思った一例として、最近流行ってる「Last Call」というキャバ嬢発掘番組が挙げられる。 スポンサーの湘南美容クリニックがかなりの出資をしているそうで、そんな彼らを際立たせるために番組内でも上手にマーケティングがなされている。 「人は外見一つで夢をあきらめてしまうことがある」「もし外見の悩みが一つ消えたら、人生はどう変わるだろうか」 というキャッチコピーはその顕著な例で、キャバ嬢という閉じた世界の話に見せかけて、「人」と主語を大きくしたり、疑問系を使うことで視聴者にもそれを語りかける構図になっている。 すでに美に対する執着がこの上ない日本国民、特に若者層に向けて 「外見を変えることで夢を実現できる」 という「物語」を番組に出てくる女の子を媒介して広めることで、更に上記の価値観を強化し、整形という手段をとる方向に仕向けることに成功してるんだろうな。とかちょっとだけ冷めた目で見ちゃったりもしてます (けど毎週見てる笑) 3️⃣発信者は素敵な人で溢れてて欲しい この本を読んで、物語のsender側の視点が描かれることでその裏側の様子がありありと分かってしまって、少し恐ろしい気持ちになった一方で、発信者側が短期的な目線だけではなくて、長期的に人にどんな影響があるのか、どんな価値観を強化するのか?等々、一歩二歩先まで考える素敵な人たちだったらいいなと思う💐 広告で来年から働く身として、私はもっと世の中の考えが多様化して、いろんな意見、いろんな生き方で溢れる世の中になってほしいし、それを促進する広告やマーケティングをしたいなと思う。 そしてそんな社会になって色んな視点でモノをみる人が増えることで、人から搾取する悪党?天才マーケターに対抗することができるのかもしれない やばい長すぎwwwwww

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コメント

私もこれ買った、よむのたのしみ

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