本の感想・レビュー
センス・オブ・ワンダー

センス・オブ・ワンダーの感想・レビュー

レイチェル・カーソン/上遠 恵子

新潮社

ISBN: 9784102074022

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

こうたろうさん

「もしもわたしが、すべての子供の成長を見守る善良な妖精に話しかける力を持っているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない『センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性』を授けて欲しいと頼むでしょう。」 「子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕す時です。」 「見過ごしていた美しさに目をひらくひとつの方法は、自分自身に問いかけてみることです。」「もしこれが、今までに1度も見たことがなかったものだとしたら?もし、これを二度とふたたび見ることができないとしたら?」 素晴らしい作品。今後もずっと読み返していきたい。

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奈さん

レイチェル・カーソンを知ったのは、高校の時。 大好きなマンガ「動物のお医者さん」を読んだ時に、菅原教授が生徒に出した「沈黙の春を読んで」という課題を見て、「沈黙の春を私も読んでみたい」とふと思ったのがきっかけ。 通学の電車で本に齧り付くように読んだ。 それから10年後、とある試験を受けようと思って買った英語の問題集にレイチェル・カーソンの話が載っていた。 一滴の水を海に垂らすだけで、そこにいる小さな生物たちの生態系に影響を及ぼすというようなレイチェル・カーソンの言葉が頭から離れない。 その言葉は今、子どもと虫とりをしたり虫を飼ったりする中で、私を律してくれる。リリースはその場で。持ち帰って飼育した虫は最後まで責任を持って飼う。 そんなレイチェル・カーソンの本を久しぶりに図書館で見つけて借りてみた。 すごく良い。続く各人の解説エッセイもとても良い。 福岡伸一先生の「人間の他の動物と異なる点は、ことさら長い子ども時代があるということ」という話は、はっとした。 長くないので、いつか原文で読んだみたいと思っている。

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たけさん

生物学者である著者が集大成として晩年に記したこの本は、短くも切実に心にうったえかけてくる文章から、まるでやわらかな遺書のようだ。 自然への畏敬とそれらが私たちにもたらしてくれる数々の贈り物について、彼女はことばを尽くして語りかけてくる。 センス・オブ・ワンダー。 この言葉に触れて、子どものころの数々の感動を思い起こした。自然と共に生まれ育った自分の幼いころを、大人のわたしが本を通して肯定する不思議な感覚。 山間で見上げた星空や、夜の蛙の大合唱、道端に咲く草花の季節を私はたしかに覚えている。

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おこめさん

自分のセンスオブワンダー、ずっと大切にしたいと思いました〜 瑞々しい雨上がりの朝って感じの本でした🌱

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ひろきさん

良い本は洗練されている。不要なことは書かれない。執筆途中で旅立たれてしまったが、レイチェルの言葉でセンスオブワンダーの深みを踏み込んだところまで聞いてみたかった。 現代人においては、自然を楽しむ余裕がより無くなっているのだろう。経済格差も相まっている。ダーチャフィールドのように週末だけでも楽しむというのが理想だろうが、それが出来る人の多くは富める者だと考えられる。 ただし、レイチェルが言いたいことは、日常の中でもセンスオブワンダーを使える機会は溢れており、それを楽しむ事が必要だということ。 今後の世界、特に子供たちが自然と共に生きられるように、まずは大人たちが自然を楽しみたい。 センスオブワンダーは私の考える「非認知能力」に内包される。その伸ばし方、可視化の方法についても考えたい。

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