センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン/上遠 恵子
新潮社
2021年08月30日頃
概要
雨のそぼ降る森、嵐の去ったあとの海辺、晴れた夜の岬。そこは鳥や虫や植物が歓喜の声をあげ、生命なきものさえ生を祝福し、子どもたちへの大切な贈り物を用意して待っている場所……。未知なる神秘に目をみはる感性を取り戻し、発見の喜びに浸ろう。環境保護に先鞭をつけた女性生物学者が遺した世界的ベストセラー。川内倫子の美しい写真と新たに寄稿された豪華な解説エッセイとともに贈る。
ステータス
読んだ
たけさんの感想・評価
生物学者である著者が集大成として晩年に記したこの本は、短くも切実に心にうったえかけてくる文章から、まるでやわらかな遺書のようだ。 自然への畏敬とそれらが私たちにもたらしてくれる数々の贈り物について、彼女はことばを尽くして語りかけてくる。 センス・オブ・ワンダー。 この言葉に触れて、子どものころの数々の感動を思い起こした。自然と共に生まれ育った自分の幼いころを、大人のわたしが本を通して肯定する不思議な感覚。 山間で見上げた星空や、夜の蛙の大合唱、道端に咲く草花の季節を私はたしかに覚えている。
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