かなり良かった。 どちらの人物にも肩入れせずに客観視しながら読みたいが、より自分に近い側の人間に肩入れしてしまう。 「被害者」側が「加害者」側に復讐する様子が鮮やかだが、対話がないまま別れてしまうのは切ない。仕方のないことなのだが。 無意識のうちに人を傷つけてしまっている可能性はあるし、いつ復讐されるかもわからないが、そうなった時に素直に自分の罪を認めてあわよくば対話できるような人間になりたいと思った。
元の読書記録を見る噛みあわない会話と、ある過去についての感想・レビュー
辻村 深月
講談社
ISBN: 9784065258910
読者の感想・読書記録
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それぞれの立場やその立場から物事を見た時同じ事でも全く違う物事になり、それによって、言葉の使い方や受け取り方で、色んな意味になり、伝わっていないこともあるなと考えさせられた。 教師とその教え子の話は、少しゾッとした部分もあったけど。
元の読書記録を見る加害者と被害者の記憶の違いから生まれる亀裂を短編でまとめてて面白かった。 加害者の焦りとかが鮮明に表現してて感情移入しやすい。
元の読書記録を見る自分の思い込みばかりで判断してはいけないのかもしれない 一方の話を先に聞いて後からもう一方の話を聞くと180度状況が変わる 無意識のうちに自分を守るために人を見下す発言をしないようにしたい
元の読書記録を見る読んでてしんどくなる話ばかりだった(褒めてる) 相手の好意をずるく利用したこと、「ちょっと」誰かをおざなりに扱った瞬間、何気なく放たれた言葉から透けて見える本心。誰しも大なり小なりあるコミュニケーションのずれとその痛みについてまっすぐに書かれているから、苦しい。
元の読書記録を見る辻村さんの本は2冊目。「傲慢と善良」は話題だったので挑戦したけど、うだうだ繰り返されるああでもないこうでもないという文章が苦手で挫折。こちらは面白そうなテーマだったので、短編集ということもあって手に取ってみた。 認識の歪み、自分が覚えている「過去」と「事実」の食い違い。それが噛み合わない会話につながっていく。誰もが自分の都合の良いように記憶を書き換えているのだろうと思うと、自分の記憶ってどこまで正しいのだろうと思わされる。 外枠は面白いのだけど、余白のない文章は好みが分かれるかも。わたしはやっぱり辻村さん苦手かもしれないと再確認してしまって少し残念だった。
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