噛みあわない会話と、ある過去について
辻村 深月
講談社
2021年10月15日
概要
あなたの「過去」は、大丈夫? 美しい「思い出」として記憶された日々--。 その裏側に触れたとき、見ていた世界は豹変する。 無自覚な心の内をあぶりだす「鳥肌」必至の傑作短編集! ☆☆☆初版限定! 著者直筆コメント入り特製シオリ封入!☆☆☆ 大学の部活で仲のよかった男友達のナベちゃんが結婚するという。だが、紹介された婚約者はどこかズレていてーー。 「ナベちゃんのヨメ」 国民的アイドルになったかつての教え子がやってくる。小学校教諭の美穂は、ある特別な思い出を胸に再会を喜ぶが……。「パッとしない子」 人の心裏を鋭くあばく傑作短編集! ナベちゃんのヨメ パッとしない子 ママ・はは 早穂とゆかり 解説 東畑開人
ステータス
読んだ
ゆかりさんの感想・評価
かなり良かった。 どちらの人物にも肩入れせずに客観視しながら読みたいが、より自分に近い側の人間に肩入れしてしまう。 「被害者」側が「加害者」側に復讐する様子が鮮やかだが、対話がないまま別れてしまうのは切ない。仕方のないことなのだが。 無意識のうちに人を傷つけてしまっている可能性はあるし、いつ復讐されるかもわからないが、そうなった時に素直に自分の罪を認めてあわよくば対話できるような人間になりたいと思った。
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