2025年1月24日Audible聴了 『カフネ』の作家さんの作品と知り聴いてみた。 女子大生がたまたま遭遇したひったくり事件を追ううちに全く予想もしない方向へと進んでいく。 テンポよく進むストーリーと予想しない展開に引き込まれた。 主人公をはじめ、主要人物が皆、家族や自分自身にかなり深刻な問題やトラウマを抱えていることと後半の展開がごちゃごちゃして複雑になってしまったのが少し残念だったが、自分の暮らす街が舞台になっていたのは情景が浮かんできてよりリアルに感じられた。
元の読書記録を見る金環日蝕の感想・レビュー
阿部 暁子
東京創元社
ISBN: 9784488444211
読者の感想・読書記録
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『カフカ』で本屋大賞をとった阿部暁子さんの推理小説。 ある日、春風は偶然ひったくり事件に遭遇し、仲居合わせた錬とともに犯人を追いますが、逃げられてしまいます。現場に落とされたストラップを手がかりに、春風と錬は調査を始めます。 二日間だけの“探偵コンビ”結成――春風と錬は「二日間だけ」協力して犯人捜しをすることに合意します。ふたりは大学内・周辺の購入者リストや当日の行動を洗い、ストラップ所有者の聞き取りを一軒ずつ進めていきます。聞き込みを通じて小さな糸口を拾って行きます。 やがて顕になるのは、単なる引ったくりという事件ではなく、大きな詐欺組織、そして社会事象でした。 春風、錬、理緒と言った愛らしい登場人物のそれぞれの過去や苦悩を通じて、犯罪と私たちを描いていきます。 物語の登場人物たちは皆、「闇の中」に生きています。彼らは皆、人生の「太陽」を闇(=罪や嘘、悲しみ)に覆い隠されています。 でも完全な“皆既日食”ではなく、どんなに闇が深くても、わずかに残る光=希望や人間らしさがある。この“消えない光の輪”が、「金環日食」というタイトルに込められている、そんな風に感じました。 ちょっと話は入り組んでいて、わかりづらかったかな。
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