金環日蝕
阿部 暁子
東京創元社
2025年03月19日頃
概要
輪郭は強烈な輝きを放っているのに、 彼の中心は闇に沈み、謎めいたままーー ひったくりの犯人を突き止めた。 事件はそれで終わらなかった。 私たちは、ある男が歩んだ道を 辿り直すことになる。 本屋大賞候補作家、渾身の長編 知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。犯人の落とし物に心当たりがあった春風は、自分が通う大学で犯人探しをしようとするが、心配だから同行させてほしいと言う錬に押し切られ、二日間だけの探偵コンビを組むことに。かくして大学で犯人の正体を突き止め、ここですべては終わるはずだったーー。最新作『カフネ』が話題の俊英が〈犯罪と私たち〉を切実に描いた、いま読まれるべき力作長編。
ステータス
読んだ
くっぴさんの感想・評価
2025年1月24日Audible聴了 『カフネ』の作家さんの作品と知り聴いてみた。 女子大生がたまたま遭遇したひったくり事件を追ううちに全く予想もしない方向へと進んでいく。 テンポよく進むストーリーと予想しない展開に引き込まれた。 主人公をはじめ、主要人物が皆、家族や自分自身にかなり深刻な問題やトラウマを抱えていることと後半の展開がごちゃごちゃして複雑になってしまったのが少し残念だったが、自分の暮らす街が舞台になっていたのは情景が浮かんできてよりリアルに感じられた。
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