めっちゃ面白くてびっくり。 これ、、19歳で書いたって本当ですか、、、??すごすぎる。 ハツとにな川の絡み合うことはない歪んだ熱が、たまに重なる場面が魅力的。 絹代の人の良さにハラハラしたり救われたり。 学校というコミュニティで構築される人間社会をものすごく写実的に表現していて、その中にあるハツの原始的な欲望からは目が離せなくなる。 面白かった〜もっと読んでみたい!
元の読書記録を見る蹴りたい背中の感想・レビュー
綿矢 りさ
河出書房新社
ISBN: 9784309408415
読者の感想・読書記録
ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。
学校で浮いている寂しさを自覚しつつもどこまでも強がっている「私」の聴覚、視覚表現の巧みさ。圧巻。当時19歳が書いたとは思えない文才、でも学校内で孤立しているリアリティをここまで描き切れるのは流石19歳…! 私が「にな川」に抱く奇妙な衝動は異性に向けられる性欲の一種なのか、ハッキリとさせないままプツンと物語が終わる。正直もう少し読ませてよ!って物足りなさがあったけど、読んだあとはしっかり満足感があった。
元の読書記録を見る学生時代の孤独感が緻密な感覚の描写で書かれていて圧巻だった。自分の学生時代を思い出して共感する部分も多く、自分って痛い中学生だったんだなと感じた。
元の読書記録を見る綿矢りさ、好き。 解説者曰く、感覚が鋭い。確かにそうだと思う。冷えたにな川の部屋からベランダに出るシーン。夏だと思った。鮮やかで爽やかな夏ではなく、だらっとした夏。季節をこんな風にかけるのって羨ましいなあ。 にな川が気づいていないはずないのに、なんで蹴られたことを確かめないのだろう。自分の世界に関係ないから? 長谷川はクラスに馴染めない。馴染もうとしない。自分の高校時代を振り返ると、長谷川ほどではなかったけどこんな日、こんな時期もあった。人間の趣味が良い、という皮肉。もやもやするけど、鬱屈とした精神はあの頃にしか経験できなかったのかと思うと懐かしい。気高いのかな。実際自分が長谷川の状況ならかなり苦しいとは思うけれど、なにか惹かれるところがある。
元の読書記録を見る自分と同じくらいの年齢の子の話なのに自分には共感できないようなシーンがあったり、とにかく不思議なお話だった。
元の読書記録を見る読んでて本当にしんどかった。学校特有のコミュニケーション、それに馴染めない主人公とニナガワ、その対比などしっかり解説のページでされておりタイトルにも非常に納得がいった。非常に面白い作品であったが何よりも本当にリアル。こっちまでしんどくなってくる。比喩が苦しかった。主人公の性格の二面性。それが本当に見ててくて心に来る。
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