読了後の虚無感がたまらなかった。
元の読書記録を見る神様の暇つぶしの感想・レビュー
千早 茜
文藝春秋
ISBN: 9784167919054
読者の感想・読書記録
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あのひとに関しては、私は知っていた気がするのだ。少なくとも、一緒に過ごしたひと夏の間は。頭ではなく、肌で、そう言える。 私にもひと夏を過ごしたそんな人がいた。 煙の匂いや、私を撫でる大きくて、豆ができてるゴツゴツした重い手。 線が細くて、石鹸の匂いがする背中も。 私を呼ぶ声も。 全て事実だった。
元の読書記録を見るひと夏の、30歳ほど歳の離れた男との恋愛。 人生が狂う程の恋愛を経験した事なんてないのに、読むたびに胸が苦しくなった。 生と死が恐らくテーマで、そのどれもが濃く描かれていた。読んで良かった。
元の読書記録を見る二度と戻ることのないひと夏の想いを閉じ込めた一冊。20歳の藤子が父親より歳上のカメラマンの全と出会い、心を通わせる。藤子のバイタリティと若さゆえの幼さが、こういう方法でしか生きられなかった全の弱さを抉る。食べ物の描写もとても良い。夏に読んで欲しい恋愛小説。
元の読書記録を見る恋とよぶには重すぎて 愛とよぶにはあまりにも濁っている そんな作品だと思う。 女子大学生という私と同じ年代でこんな経験をするのかという驚きと少しの嫉妬。 憧れの恋愛では到底いえないものを何か求めてる自分がいた。
元の読書記録を見る自分が普段好まないような題材なのにとても面白く読めた、筆者の文章の書き方が好きだったからかな。 みんな自分の恋愛だけがきれいなんだよ。という文にぐっときた。
元の読書記録を見る若くて無知で未熟な女性の恋愛。 徐々に男に惹かれていく描写が美しくもあり残酷でもある。 なかなか官能的な一冊。 やたらと食事の場面が出てくるが、そこにも何か意味があるのだろうか。 私はそこまで深読みできなかった。
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