「アリ」かも知れないけど、わたしには「ムリ」
元の読書記録を見る男ともだちの感想・レビュー
千早 茜
文藝春秋
ISBN: 9784167908072
読者の感想・読書記録
ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。
いちばん大好きな小説に今日、なりました。主人公の屑っぷりに呆れる人も多いですが、私には色々な背景を抱える中で自分の足で立ち上がって生きていく女性の一つの生き方を描いた話と受け取りました。カタルシスの描き方が圧巻。モチーフの持っていき方、タイミング、全てが参考になる。ファンレター書きたくなった。今日はそういう日にします。
元の読書記録を見るイラストレーターの神名と、大学時代の先輩のハセオのソウルメイトとも言える友人関係。二人とも社会的にはどうかと思うモラルの持ち主なのだけど、あまりにケロッとしているので不思議と嫌悪感が湧かない。 何があってもそこにいて、見守ってくれるように、友達としてはもう最高な人材のハセオだけど、彼の過去や気持ちが描かれることがないので、いったいどんな人生を送ってきたんだろうと想像してしまう。神様の暇つぶしの全もそうだけど、千早さんの描く「怖そうで若干影があるような男」が好き。 桜の散る卒業式のシーンが、映像で観たかのように記憶に残る。文字であんなに美しい情景を描けるなんて。 千早茜さんは、無駄のない丁寧な描写が素晴らしい。例えば神名が梨をゴミ箱に捨てるシーン。このくだりだけで、彼女の性格が垣間見える。
元の読書記録を見る初めはカンナがいい加減すぎて嫌な女だったけど、ハセオに背中を守られながら自分の足で歩き始めていくところが好き。なかなか何もかもを捨てるのは怖くてできないけど。
元の読書記録を見る千早茜先生の本を開拓中 老、男女の友情、不倫、、、 友情って恋情よりも永遠がないから尊いってすごく分かる
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