本の感想・レビュー
PRIZE-プライズー

PRIZE-プライズーの感想・レビュー

村山 由佳

文藝春秋

ISBN: 9784163919300

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

くっぴさん

2026年本屋大賞3位になった作品。 人気小説家と担当編集者が直木賞を狙う物語。 直木賞の裏側が細かく書かれていて面白かった。 ミステリー要素もあり、人々の心理描写もドキドキしながら最後まで楽しめた。 最初は共感出来なかったカインに最後は寄り添う気持ちになれた。 2026.5.24 Audible聴了

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こうたろうさん

すげぇ、、 「人」と「作品」、「人」と「人」の関係が残酷なまでに繊細に表現されているな、、と痛感。 正義と傲慢、献身と打算、これまで見て見ぬふりをしてきた感情や思考が、表裏一体となっている様を突きつけられた!! 承認欲求を描く物語と謳ってはいるが、まさか我々読者が持つ承認欲求をここまで浮き彫りにさせられるなんて、、 特に後半は、立場上絶対に踏み越えては行けないラインまで、高揚だけに身を任せて突き進んでいく危うさにハラハラさせられる。 それだけに儚くもスッキリとしたラストは、唐突に自分を遠くまで突き放してきたかのように感じられる。 あー楽しかった。

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Ayumiさん

久しぶりに、続きが読みたくて仕方がなくなるほどのめり込めるエンタメ作品に出会えた。発売当初から気になっていたのだけど、未読の作家さんだから足踏みしていた。ダヴィンチのベストブックオブザイヤーに選ばれ、SNSでも2025年のベストブックとして挙げている人が多かったので読んでみたのだけど、噂通り面白かった。 作家と編集者がどんなふうに本を作り上げて、その裏側でなにが起こっていて、賞レースはどんな仕組みになっているのかが物語の中で細かく描かれていて、本が好きな人にはたまらない。しかも登場人物が人間臭くてクセツヨなので、ほんわかハッピーみたいな小説が苦手なわたしには刺さりまくった。 直木賞がどうしても欲しい売れっ子作家の天羽カインの性格の悪さは、以前勤めていた会社の女上司を思い出してトラウマが蘇ったが、天羽カインに関しては仕事へのストイックさや、読者への想い、自分の仕事へのプライドを感じられて、少しずつ嫌悪感が薄れていく。 その反面、仕事のできる子なんだなぁという好印象から始まった編集者の千紘に関しては、だんだんと天羽カインを崇め奉るばかりに視野が狭まっていく様子が気味悪くなっていく。 どうなっていくんだろうとドキドキしながら読んだ最後60ページは、ページを捲る手が止まらず、最後の落とし所にそうきたかと満足感がヒタヒタと押し寄せた。 作家って本当に孤独だろうな。特に上下関係が厳しい日本において、裸の王様になりたくないと怯えながらもそうなってしまっている作家なんてきっと沢山いるんだろう。自分がどうしても欲しいものがどんなに手に入らなくても、どこかで見ている人はいる。欲しいものと「値するもの」は必ずしも一致しているとは限らないのだ。

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かなへいさん

今までより『編集者』の解像度が上がった それと同時に、今まで私が読んで、好きだと感じた本たちは、どこまで編集者の手が入っているのだろうと怖くなった もちろん著者、編集者によってバランスはまちまちだとは思いつつ、今までみたいに『この著者好き!』って脳天気に思えなくなってしまいそう

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すみれさん

作家の執念をまざまざと読まされました。小説家の日常を読めたのも楽しかった。

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