思ったよりも読みやすかった。1984が難しかったから敬遠していたけど、言葉は簡単だし大まかな主張も理解しやすい。支配階級は首がかかわっても新たな支配者が生まれる、というのが一般的なメッセージらしいが、解説者と同じで、無批判かつ無知な動物側に対する批判を強く感じた。今の自分が社会の出来事に対して無関心無批判だからそれに対する引け目だらうと思う。動物たちの無知が彼らの首を絞めていくのに気づかない様子がわかりやすく書かれていて、知識の大切さ、批判しようとすること、批判が許容されることの重要性を感じた。 ロシアの革命とスターリンによるその後の独裁をおとぎ話に落とし込んだ話らしいが、当時の状況を知らないことで理解しきれていない部分、読み落とし、勘違いもあるかもしれない。これも自分が無知であることの戒めとしたい。 1984はこの作品の後に書かれたらしいが、共通点は非常に多いと感じた。農場の生活が改善していないにも関わらず、スクウィーラーによる演説で生活の質が向上しているとされる点とか。
元の読書記録を見る動物農場〔新訳版〕の感想・レビュー
ジョージ・オーウェル/山形 浩生
早川書房
ISBN: 9784151200878
読者の感想・読書記録
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豚たちが、始めに決めた七戒の言葉を巧妙に 少しずつ変化させ自らの権力にしていく姿には 今と繋がる内容も多くある様に感じる。 例えば 動物農場の動物は、人間と同じ生活をする事は しないという決まりがあったが、 「動物たちは、酒を飲むな」 と言う戒律が、 「動物たちは、過度に酒を飲むな」 と変わっていたりする。 絶対的な禁酒から通常量の飲酒の許可へ の変化。 この様なちょっとの違和感から異常な規制による 権力構造の形成が始まるのかと震撼しました。
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