のぶ動物農場〔新訳版〕
動物農場〔新訳版〕

動物農場〔新訳版〕

ジョージ・オーウェル/山形 浩生

早川書房

2017年01月07日頃

概要

飲んだくれの農場主ジョーンズを追い出した動物たちは、すべての動物は平等という理想を実現した「動物農場」を設立した。守るべき戒律を定め、動物主義の実践に励んだ。農場は共和国となり、知力に優れたブタが大統領に選ばれたが、指導者であるブタは手に入れた特権を徐々に拡大していき…。権力構造に対する痛烈な批判を寓話形式で描いた風刺文学の名作。『一九八四年』と並ぶ。オーウェルもう一つの代表作、新訳版。

ステータス

読んだ

のぶさんの感想・評価

思ったよりも読みやすかった。1984が難しかったから敬遠していたけど、言葉は簡単だし大まかな主張も理解しやすい。支配階級は首がかかわっても新たな支配者が生まれる、というのが一般的なメッセージらしいが、解説者と同じで、無批判かつ無知な動物側に対する批判を強く感じた。今の自分が社会の出来事に対して無関心無批判だからそれに対する引け目だらうと思う。動物たちの無知が彼らの首を絞めていくのに気づかない様子がわかりやすく書かれていて、知識の大切さ、批判しようとすること、批判が許容されることの重要性を感じた。 ロシアの革命とスターリンによるその後の独裁をおとぎ話に落とし込んだ話らしいが、当時の状況を知らないことで理解しきれていない部分、読み落とし、勘違いもあるかもしれない。これも自分が無知であることの戒めとしたい。 1984はこの作品の後に書かれたらしいが、共通点は非常に多いと感じた。農場の生活が改善していないにも関わらず、スクウィーラーによる演説で生活の質が向上しているとされる点とか。

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