1人、海辺の街に住み着いた貴瑚。 田舎での煩わしい人間関係が嫌になっていた。そんな中、1人の少年に出会う。ムシと呼ばれ、実母からネグレクトを受けていて、喋れなくなっている少年。そんな彼に貴瑚は通じるものを感じる。 貴瑚は52ヘルツのクジラの話を伝え、彼を52と呼ぶことにする。52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く孤独なクジラのこと…。 貴瑚には悲しい過去があった。 実家で受けていた虐待のこと、そんな環境から助けてくれた恩人がいたこと。そんな恩人の愛に気付かず失ってしまったこと。 この小説のあらすじは書くことは簡単なんですが、魅力はそこにはないと思います。 全ては出会いなんだと思わせる小説です。 どんな出会いが人を助けてくれるか。あるいは人を損なわせてしまうのか。貴瑚の友人美晴の貴瑚に対する気持ちは、ちょっと目頭熱くなるところがありました。 52ヘルツのクジラを想う。「わたしでいいのなら、全身で受け止めるからどうが歌声を止めないで。52ヘルツの声を、聴かせて。」 2021年の本屋小説大賞、映画化もされた作品ということだけあって、とても気持ちのいい作品です。
元の読書記録を見る52ヘルツのクジラたちの感想・レビュー
町田そのこ
中央公論新社
ISBN: 9784122073708
読者の感想・読書記録
ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。
2025/06 もう一度じっくりゆっくり読みたい。 周りの人を助け、助けられ、次の人生のフェーズに2人なりの形で進んでいく姿に勇気を貰った気がする。
元の読書記録を見るあちこちで絶賛されてる本を見ると、逆に読むのを躊躇ってしまうことが多いが、読んでよかった。 人はもしかしたら誰しも52Hzの声を発してるのかもしれない。私は大事な人の声を聞けているだろうか。私の周りにも52Hzの声を発してる人がいるのだろうか。 そんなことを考えさせてくれる本だった。
元の読書記録を見るいつもミステリーばっかり読んでたから初めてこういう心が浄化されるような物語読んだ。 登場人物の一人一人の葛藤と孤独が読んでいて本当に辛くて、同じ境遇であるもの同士が出会ってお互いに強くなっていった流れが本当に美しいと思った。孤独を52ヘルツのクジラに例えてるのも美しいなと思った。同じ人生歩んでるわけではないけど、考え方とか想いに共感できるところもあって、深く考えられた気がする。 辛くて、でも不思議と素敵な物語でとても良かったです。
元の読書記録を見るさすが、本屋大賞までとった一冊。感動したってだけでは言い表せない。傷つけて傷つけられてなんども絶望してそれでも生きていこうとする生命力。強い言葉ではないけれど、とても力強い物語。
元の読書記録を見るすごく良かった。表現が柔らかくて情景が目に浮かんでくるような。設定も面白いけど現実味あって引き込まれてくような感じだった。でも終わり方が少し微妙だった。
元の読書記録を見るちょっと予想通りな所もあったけど、ちゃんと構成がしっかりしてて読み応えはあった。
元の読書記録を見る一気に読んでしまった… アンさーーーーーん😭 途中で泣いてしまった。色々、考えさせられた。
元の読書記録を見る主人公の貴瑚にムシと呼ばれる少年が少しずつ心を開いていき、最後には貴瑚と愛が完全に心を通じ合っていて感動した。
元の読書記録を見る主人公の過去は読んでいて辛いものだけど、自分を支えてくれる存在がいてくれることで生きていける。 主人公と、主人公を大事に思ってくれている人達が幸せになって欲しいと思う。
元の読書記録を見る人と人とが繋がり求め合う。必ずそういう出会いがあるはず。そう思わせてくれる内容でした。
元の読書記録を見る同じ境遇の人にしか聴こえない声がある。 同じ経験をした人にしか聴こえない声がある。 同じ気持ちを持った人にしか聴こえない声がある。 52ヘルツの声
元の読書記録を見る地元が舞台の本。「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」からこの作者さんを好きになってこの本を読んでこの本も大好きになった。大きな声を出して鳴いてるのに52Hzは他のクジラには届かない声なんだって。私が大声で訴えたことがみんなに無視されたらって思うととても辛い
元の読書記録を見る孤独。辛い。死にたい。そんな声がちゃんと誰かに届いて、みんなに救いの手が差し伸べられる。物語全体が優しく、言葉1つ1つに体温を感じた。 これから頑張ろうとする若者の、希望に満ちた決意が眩しい締めくくり。 久しぶりにハッピーエンドを読んだ気がする。
元の読書記録を見る孤独と人の温かさの両方を味わえる本だと思う。 今までほとんどビジネス書しか読まなかったがこの本を読んでから小説も読むようになったため思い入れがある。
元の読書記録を見る孤独な人生を送って来た、貴瑚。母から虐待を受けていた「ムシ」という少年との物語。
元の読書記録を見る展開がものすごく面白かったです。明かされていく過去が、自分の予想斜め上を行くので、読み終わったあとの満足感が凄いなと感じました。 私は、日常に応用できると思ったり、共感できたり、すごいなって思う文章があると線をよく引くのですが、この本は結構線を引いたくら心に刺さる文章がたくさんちりばめられていたと思います。 それからネタバレにはなるのですが、途中の恋愛描写も、リアル過ぎない感じが自分的には良かったです。浮気の部分も、現代とか自分たちの周りにあるような感じじゃなくて「そんなことある?笑」ってなるような展開で、病まずに済んだので助かりました。
元の読書記録を見る当たり前だけど、一人では決してなれないのが番で、もらうより与える側でいたいと感じた。
元の読書記録を見る心に沁みた
元の読書記録を見る感動もの ハッピーエンドで良かったけど...,, 途中で力を嫌いになってた
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