これまでの話と、これからの話の橋渡しのような巻。1番良いところで終わって、当時リアルタイムで読んでいた人はここから続きが出るのに18年も待ったのか、と思うと呆然とする。 「評価は結果を言い表したものでしかないでしょう。・・・なんにせよ。他人と自分を比べてみても仕方ない。引き比べるのはどうしたって、他人への評価と自分の内実という比較にならないものになるに決まってるんですから」 「報われれば道を守ることができるけれども、報われなければそれができない。ーそういう人間をいかにして信用しろと?」 「結局のところ、その人物の為人の問題でございますよ。そしてそれは、その者がいかに振る舞い、生きているかにかかっているのです。常にそれを問われている。必ず誰かが見ているのですから。」 「自身の行為が自身への処遇を決める。ー周囲が報いてくれるかどうかは、本人次第です。それを自覚せず、不遇を恨んで主上を襲った。こういうのは、逆恨み、とこちらでは申すのですが」
元の読書記録を見る黄昏の岸 暁の天 十二国記の感想・レビュー
小野 不由美
新潮社
ISBN: 9784101240619
読者の感想・読書記録
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再読。のはずなのですが、あまり覚えていなかったので初見に近いです。 「魔性の子」をどのタイミングで読むかはよく議論されていますが、これを読んだ後だとこの巻の後がいいのかなと思いました。こちらを先に読むことで高里がなぜあんな目に遭っていたかが理解できて、スッキリするかな。「魔性の子」が先だと、理由も分からないままお話が終わってモヤモヤしてしまうかも。私はスッキリして終わりたいので、その方が好みです。
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