森鴎外の自伝的小説。英語学校の宿で性欲にまみれた男子を、鴎外は軟派と硬派の二分で考えた。軟派はどの手を使っても女を口説いている女好き。硬派は、性欲を抑え…と思うかもしれないが、実は違くて硬派は森鴎外のような小児男子を性の対象とした連中であった。鴎外は異性への性欲の芽生えも同性への芽生えもない少年である。 性欲を題材にした小説ではあるが、別に官能的でもなく、鴎外への興味を満たす面白さや鴎外の文体、構造の面白さを味わうことが出来た。 鴎外は他を圧する天才児で東京大学医学部を歳を誤魔化して(12歳で)入学するほどの異端児であった。そのような才児の5歳〜20歳の時の自伝、実に知りたいであろう。
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森 鷗外
岩波書店
ISBN: 9784003600405
読者の感想・読書記録
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森鷗外のポルノって聞いてワクワク読んだけど、全然どういう結末が読めなくて、でも結末が…「こんな性的歴史に意味はない」って主人公が気づいて終わるって、そんなのアリなの!? 本の中身自体は特別面白いとか文章が美しいとかはないんだけど、その仕掛けというか、腑に落ち方としてはすごく印象的だった 何気に、鴎外(作中では仮名だけど)が物心つくのと同時に、自分が醜男だと気づき恋愛とかと縁のない人間だって思うシーン、辛かった 性の歴史を振り返りたかったというよりは、自分がどうしてこんなにも性欲がないのか、自分がおかしいんじゃないかって不安の話
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