さのっちウィタ・セクスアリス
ウィタ・セクスアリス

ウィタ・セクスアリス

森 鷗外

岩波書店

2022年03月17日頃

概要

哲学を職業とする金井湛君は、ある時ふと思った。「おれの性欲の歴史を書いて見ようか知らん」-。初出誌が発禁処分を受けた異色作。自伝的要素を背景に、6歳からの性にまつわる様々な記憶を淡々としたユーモアをもって語る。浅草の楊弓場や吉原の廓、当時の男子寮等の様子も興味深い。各頁に詳細な注を新たに付す。

ステータス

読んだ

さのっちさんの感想・評価

森鷗外のポルノって聞いてワクワク読んだけど、全然どういう結末が読めなくて、でも結末が…「こんな性的歴史に意味はない」って主人公が気づいて終わるって、そんなのアリなの!? 本の中身自体は特別面白いとか文章が美しいとかはないんだけど、その仕掛けというか、腑に落ち方としてはすごく印象的だった 何気に、鴎外(作中では仮名だけど)が物心つくのと同時に、自分が醜男だと気づき恋愛とかと縁のない人間だって思うシーン、辛かった 性の歴史を振り返りたかったというよりは、自分がどうしてこんなにも性欲がないのか、自分がおかしいんじゃないかって不安の話

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