東京都同情塔
九段 理江
新潮社
2024年01月17日頃
概要
日本人の欺瞞をユーモラスに描いた現代版「バベルの塔」。ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名は、仕事と信条の乖離に苦悩しながら、パワフルに未来を追求する。ゆるふわな言葉と実のない正義の関係を豊かなフロウで暴く、生成AI時代の預言の書。
ステータス
読んだ
レバニラさんの感想・評価
青い表紙が素敵で、芥川賞受賞作品とは知らずに借りた。建築家の女性、その女性が一目惚れしてママ活のようなデートをしている美青年、白人のジャーナリスト、主要な登場人物が3人しかいないし、3人の人間関係がどうとかいう話ではないが面白かった。言語、文字、巨大建築、数学少女、犯罪者が快適に過ごすための素晴らしい刑務所。 ただ後半は私の理解力が及ばない部分が多くて、村上春樹作品に出てくるぽい、よくわからない比喩表現で終わってしまった。誰かの解説を聞きたい。
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