zomy怒り(上)
怒り(上)

怒り(上)

吉田修一

中央公論新社

2016年01月

概要

若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。そして事件から一年後の夏ー。房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、大手企業に勤めるゲイの藤田優馬、沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、身元不詳の三人の男が現れた。

ステータス

読んだ

zomyさんの感想・評価

2023/7/22読了。 映画化されている作品ということもあり少々期待度が高くなってしまっていたかも? 三つのストーリーや人間模様が交差するギミックまでは良かったものの、登場人物が多いためか、冒頭で発生した衝撃的殺人事件の真相や、犯人の歪んだ人間性を切り込むまでには至らず、少々肩透かしをくらった気分。 結局は「犯人はもともと歪みを抱えた、変な奴だったのか?」という何ともぼんやりとした結論にしか至らず、「ページ数が足りなかったのか?」等と制作側の苦慮を邪推してしまう程度には、読後のスッキリ感が乏しく感じられた。

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