人間狩り
フィリップ・キンドレッド・ディック/仁賀克雄
筑摩書房
1991年03月01日頃
概要
「絶対的悪夢の戦慄すべき象徴化」と評されるディック初期の短篇作品群は、著者自らが語るように、後の長篇代表作の原型となるものである。廃墟を徘徊するミュータントの群れ、物質の奇襲される人間の恐怖、極限的なパラノイア状況など、ディック・ワールドの中核をなす自己と現実の崩壊の物語を中心とした選り抜き12篇に、本邦初訳、子供とロボットの交感とその悲劇的な結末を描いた「ナニー」を加えた傑作短篇集。
ステータス
読んだ
heizi0405さんの感想・評価
全部で13の短編が入ってるが、どの短編も映画にできそうなストーリーと臨場感がある。近未来的なSF的内容が多いが、AIや宇宙開発が進んだ今読むと、尚更現実味を帯びて怯えてくる感覚に囚われる。前に読んだ本で、未来の出来事はすでに過去に出尽くしていて、現代の人は過去に向かって進んでいる、という表現があったが、まさに近未来で起こり得そうなシュールな展開が待っている。果たして人類は滅亡すべき種族なのか…
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