愛の渇き
三島 由紀夫
新潮社
2020年10月28日頃
概要
杉本悦子は、度重なる不倫で彼女を苦しめ続けた夫を突如亡くし、舅の弥吉や夫の兄弟家族が住む別荘兼農園に身を寄せた。やがて舅との肉体関係に陥った悦子は、その骸骨のごとき手で体をまさぐられながらも、雇われ庭師、三郎の若い肉体と質朴な心に惹かれていく。だが三郎には女中の美代という恋人がいた。嫉妬と歪んだ幸福が荒々しい結末を呼ぶ野心的長編。沼のような情念。罪は誰にあるのかー。当初のタイトルは黙示録の“大淫婦の章”からとり、「緋色の獣」だった。
ステータス
読んだ
夕凪さんの感想・評価
2026/3/7 三島由紀夫の作品を初めて読み切ったが、潮騒より読みやすく悦子の心の動きが乙女のそれで良かった。三郎を気に掛けているが行動に移さない、うつせない、移してしまうところ本当に良かったし、序盤の三郎が部屋に来た時に居ないものとして対応するのホンマに大好き。きしょジジイ隣にいるしね。 三郎側の視点を見るととても現実に有り得ることで、恋とは自分の中で描いている理想図に過ぎないのだと痛感した。 これ最後駆け足でうん子みたいな展開になったけど、なんで最後だけこんな男じみたクソ展開になる訳?作者現実で振られでもした?
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