職業としての小説家
村上 春樹
新潮社
2016年09月28日頃
概要
いま、村上春樹が語り始めるーー小説家は寛容な人種なのか……。村上さんは小説家になった頃を振り返り、文学賞について、オリジナリティーについて深く考えます。さて、何を書けばいいのか? どんな人物を登場させようか? 誰のために書くのか? と問いかけ、時間を味方につけて長編小説を書くこと、小説とはどこまでも個人的でフィジカルな営みなのだと具体的に語ります。小説が翻訳され、海外へ出て行って新しいフロンティアを切り拓いた体験、学校について思うこと、故・河合隼雄先生との出会いや物語論など、この本には小説家村上春樹の生きる姿勢、アイデンティティーの在り処がすべて刻印されています。生き生きと、真摯に誠実にーー。
ステータス
読んだ
けんせいさんの感想・評価
村上春樹の小説家論が書かれている。小説を書くのはどこまでもフィジカルで個人的な営みだと書いてあり、共感できた。村上春樹の良いところは、魂の奥底にいる無意識の自分に忠実でいることと、それがどこまでも自由を切望しているというところだ。エッセイではあるが、あっという間に読まされるところがあり、小説家を志望している者にとっては一つの試金石のような小説である。
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