こちらあみ子
今村 夏子
筑摩書房
2014年06月10日頃
概要
第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞W受賞の衝撃デビュー作「愚直であることは人の美点だと思う『こちらあみ子』は、とても面白かったです。僕はあみ子ほど純粋ではありませんでしたが、はみ出し方や失敗の仕方に近いものを感じ、自分の子供の頃と重ねて読んだ部分がありました。忘れられない一冊です。」--又吉直樹あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれる兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した異才のデビュー作。【目次】 「こちらあみ子」「ピクニック」「チズさん」解説 町田康「「ありえない」の塊」穂村弘いつか、たった一人の読者の手によって、ボロボロになるまで繰り返し読んでもらえるような物語を生み出すことができたら、どんなにか幸せだろうと思っています。そういう物語は、書く側が命懸けで臨まない限り決して生まれてこないのだと、今更ながら思い知った次第です。--今村夏子 (太宰治賞受賞の言葉より) 「こちらあみ子」「ピクニック」「チズさん」解説 町田康「「ありえない」の塊」穂村弘
ステータス
読んだ
Spicaさんの感想・評価
人間の、「異常」に対する冷たさや悪意が、何気なく描かれていた。あみ子は一体祖母の家に行ってからどう育ったのだろう。自分のことを好いてくれる存在に出会えてよかった。七瀬さんは周りの皆をどう思っていたのだろう。新人が集団に与してしまったのは悲しかった。 彼らは、自分のことをどう思っていたのだろう。周りから「異常」と判断され、揶揄されていたことには気づいていたのだろうか。 僕は周りに彼らがいたときにどうするだろうか。僕は周りから揶揄されていないだろうか。
この本を読んだ人の感想
ショップ
いいね!
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。