しょーたろー今日は誰にも愛されたかった
今日は誰にも愛されたかった

今日は誰にも愛されたかった

谷川俊太郎/岡野大嗣/木下龍也

ナナロク社

2019年12月24日頃

概要

師弟のようなクラスメートのような3人の創作とお話の本。 国民的詩人と新鋭歌人の詩と短歌による「連詩」と「感想戦」を収録。読み合いと読み違い、感情と技術、笑いとスリルが交わります。 【連詩とは】 詩人同士が、詩を順々に読みあいひとつの作品を合作する創作の形式です。今回は、詩人と歌人が紡ぐ、詩と短歌による「連詩」。歌人側は2人が交代しながら受け、具体的には、次の順で行いました。 岡野大嗣(歌人)→谷川俊太郎(詩人)→木下龍也(歌人)→谷川俊太郎 →岡野大嗣 →谷川俊太郎 →木下龍也 →谷川俊太郎 →岡野大嗣……と、これを36番目までつづけ、ひとつの連詩としての作品をつくります。 はじめに 詩とは? 短歌とは? 連詩とは? 紹介   詩人と歌人とそれぞれの詩と短歌 連詩   今日は誰にも愛されたかった 感想戦  連詩について語り合った三人の記録 エッセイ 木下龍也「ひとりだと選んでしまう暗い道」 エッセイ 岡野大嗣「ここがどこかになる時間」 あとがき 谷川俊太郎「コトバ」について

ステータス

読んだ

しょーたろーさんの感想・評価

谷川俊太郎さんが死去されたことや、単純にタイトルと表紙が良いなと思って買った初めての短歌。 しかも谷川俊太郎さん、岡野大嗣さん、木下龍也さんの三人が短歌を連詩という形で前の歌を想像しながら、紡いでいく。 後日談として連詩のときに考えていたことや思い等を三人が感想を言い合い、最後に改めて連詩を読めるという、何度も楽しめる構成。 最近はyoutubeやビジネス書やプログラミングだと、型にはまった答えがある程度決まっていて、それをやるためのマインドセットに重きが置かれている印象だが、 短歌や詩というのは人間が自由に想像し解釈をして世界を広げていける、画期的な発明だと思い知らされた。 平安の時代等から自分の感じた思いや気持ちを、敢えて曖昧に伝えるというのは人間ならではの醍醐味なのでは。 AI時代に突入し最適化が進んでいるが、そことは違う生き物ならではの想像や世界の広がりを育むものとして必要不可欠な文化だと自信を持って言える。 単純に読み物として素晴らしいし、インテリアにもいいので、一冊紙の本として本棚にあると良いと思います!

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