本の感想・レビュー
今日は誰にも愛されたかった

今日は誰にも愛されたかったの感想・レビュー

谷川俊太郎/岡野大嗣/木下龍也

ナナロク社

ISBN: 9784904292914

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

しょーたろーさん

谷川俊太郎さんが死去されたことや、単純にタイトルと表紙が良いなと思って買った初めての短歌。 しかも谷川俊太郎さん、岡野大嗣さん、木下龍也さんの三人が短歌を連詩という形で前の歌を想像しながら、紡いでいく。 後日談として連詩のときに考えていたことや思い等を三人が感想を言い合い、最後に改めて連詩を読めるという、何度も楽しめる構成。 最近はyoutubeやビジネス書やプログラミングだと、型にはまった答えがある程度決まっていて、それをやるためのマインドセットに重きが置かれている印象だが、 短歌や詩というのは人間が自由に想像し解釈をして世界を広げていける、画期的な発明だと思い知らされた。 平安の時代等から自分の感じた思いや気持ちを、敢えて曖昧に伝えるというのは人間ならではの醍醐味なのでは。 AI時代に突入し最適化が進んでいるが、そことは違う生き物ならではの想像や世界の広がりを育むものとして必要不可欠な文化だと自信を持って言える。 単純に読み物として素晴らしいし、インテリアにもいいので、一冊紙の本として本棚にあると良いと思います!

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