沖縄文化論
岡本太郎
中央公論新社
1996年06月18日頃
概要
苛酷な歴史の波に翻弄されながらも、現代のわれわれが見失った古代日本の息吹きを今日まで脈々と伝える沖縄の民俗。その根源に秘められた悲しく美しい島民の魂を、画家の眼と詩人の直感で見事に把えた、毎日出版文化賞受賞の名著。
ステータス
読んだ
しょーたろーさんの感想・評価
自分は日本史について無知だったので沖縄が琉球王国の時代からどのような歴史を辿っていき、日本本土に統治、支配され米国に巻き込まれるのか事実しかしらなかったのでその内容を知れたのは大きい。 また、岡本太郎の視点で語られる沖縄の文化と神に対する向き合い方の評価が興味深い。 特に久高島の御嶽が一般的な神聖とされる神がいる場所と違い全く整備されていなかったことは勉強になった。 確かに何故神社という人間からみて綺麗で形が整っているところに神が宿ると勘違いし、その社の人がいる必要があるのだろう。形式に当て嵌めずもっと自由に信仰してもよいのではないかと感じた。 自分は無神論者だが、沖縄の様々な神に対するアプローチ方法を本で読むと数学者のパスカルが言った合理的な人間は神を信じるべき。神がいたら喜ばしく神がいなくても何も損はないのだからという フレーズを思い出す。 沖縄の歴史や当時の島の人の暮らしを生々しく知りたい人にはおすすめの本です。
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