アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
フィリップ・キンドレッド・ディック/浅倉久志
早川書房
2011年06月
ステータス
読んだ
しろくまさんの感想・評価
人間性とは何か。 人間の性質をそっくり真似できるアンドロイドと人間を隔てるものは何か。この本の中では感情移入ができるかどうか、だと書かれている。 これは火星から脱走してきたアンドロイドを狩ることを生業としている主人公の話だ。 どこから見ても人間にしか見えないアンドロイドたちは人間の社会の中に身を隠しているものもいる。だが、たまに垣間見える人間にはない不自然さや違和感、冷たさ。その逆に人間でもアンドロイドのような冷酷さを備えているものもいる。 人間とは何か。人間を人間たらしめるものとは。 SF小説の体をしながら哲学的な問いを投げかけてくる。読み終わったあと、しばらく考え込んでしまった。かなり内省させられる内容だった。 小説自体は絶え間なく面白く、読み切るのに全く苦労しなかった。翻訳本の中でもかなり読みやすい方だと思う。
この本を読んだ人の感想
ショップ
いいね!
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。