しろくまカフネ
カフネ

カフネ

阿部 暁子

講談社

2024年05月22日頃

概要

☆2025年本屋大賞受賞作☆ 【第8回未来屋小説大賞】 【第1回あの本、読みました?大賞】 一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。 やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。 最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。 実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。 食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。

ステータス

読んだ

しろくまさんの感想・評価

2025年の本屋大賞ということで読んでみました。 すんごく良かった。この本に出会えて良かった。 描写が丁寧で美しいのにくどくなく、むしろさわやかですらあって、そのおかげでツラい話を難なく読むことができた。 最後まで読み切ると、人の数だけ悲しみがあるのだと改めて気付かされ、人を愛するとは?という漠然とした難題を、初めて易しく解いてくれるような気がした。 この本がこれからも私を支えていくのだろう、と強烈に感じました。 苦しくも愛しくもある現実をこの本と共に生きていきたい。そう思える素敵な本です。 出会わせてくれた全国の書店員さんありがとうございます。

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