しろくまインドラネット
インドラネット

インドラネット

桐野 夏生

KADOKAWA

2024年07月25日頃

概要

平凡な顔、運動神経は鈍く、勉強も得意ではないーー何の取り柄もないことに強いコンプレックスを抱いて生きてきた八目晃は、非正規雇用で給与も安く、ゲームしか夢中になれない無為な生活を送っていた。唯一の誇りは、高校の同級生で、カリスマ性を持つ野々宮空知と、美貌の姉妹と親しく付き合ったこと。だがその空知が、カンボジアで消息を絶ったという。空知の行方を追い、東南アジアの混沌の中に飛び込んだ晃。そこで待っていたのは、美貌の三きょうだいの凄絶な過去だった…… 第一章 野々宮父の死 第二章 シェムリアップの夜の闇 第三章 ニェットさんの青唐辛子粥 第四章 さらば青春 第五章 冷たい石の下には 第六章 インドラの網 解説 高野秀行

ステータス

読んだ

しろくまさんの感想・評価

衝撃だった。最後まで読み切ったあと、こんなにくらったのは天使の囀り以来かもしれない。 前半は冴えない主人公にモヤモヤしたが、物語が進むに連れて彼が荒波にもみくちゃにされ、みるみるうちに変わっていくのがなんとも健気だ、と思えるようになった。1人の男の成長を見届けた満足感はある。 人を信じることの尊さ、と同時に危うさも改めて思い知らされる。 前半は親友の手がかりもなかなか無い中、ただただ環境や人に翻弄される主人公にイライラすることもあるが、読み進めていくともうやめられない。 結末のその後をいつまでも想像してしまうほど、のめり込んだ。大変面白い小説だった。

この本を読んだ人の感想

「インドラネット」の感想・レビューをもっと見る

ショップ

Amazon楽天

nakamuraのコンテンツをアプリでチェックしましょう

たけのコンテンツをアプリでチェックしましょう

naoのコンテンツをアプリでチェックしましょう

しろくま

あなたの感想も、読書仲間へ

ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。

しろくまのコンテンツをアプリでチェックしましょう