ずっと、ずっと帰りを待っていました
浜田 哲二/浜田 律子
新潮社
2024年02月15日頃
概要
「恥ずべきことは、自分が生き延びたこと」沖縄戦で、米軍から陣地奪還を果たした大隊があった。奮戦むなしく兵士の約9割は戦死。24歳の指揮官・伊東孝一は終戦直後から部下の遺族に宛てて「詫び状」を送り続ける。時は流れ、伊東から「遺族からの返信」の束を託されたジャーナリスト夫婦が、“送り主”へ手紙を返還するなかで目撃したものとはー。
ステータス
読んだ
九pさんの感想・評価
沖縄戦で戦死した兵士の遺族達が、最期を伝えてくれた大隊長へ送った手紙を、 沖縄戦の取材を20年以上続け、遺骨収集にも携わっているジャーナリストの夫妻が大隊長から受け継ぎ、遺族縁者に返還していくドキュメンタリー。 この本を知ったのは、沖縄戦特集のウェブ記事をたまたま見たのがきっかけで、 沖縄戦で亡くなった親戚がいるので、 何か分かる事はないかと読んでみた。 結果、親戚に直接繋がる内容はあまり無かったけれど、沖縄戦の悲惨さ、また残された家族の悲痛な思いが伝わってきて、 何度も涙が溢れた。 いま無事に生き、起きて、ご飯を食べれて、布団で眠れる事が、どれだけ有り難くて、当たり前でない事なのか身に沁みる思いがした。
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