桜風堂ものがたり(上)
村山 早紀
PHP研究所
2019年03月10日頃
概要
書店に勤める青年、月原一整は、人づきあいは苦手だが、埋もれていた名作を見つけ出して光を当てることが多く、店長から「宝探しの月原」と呼ばれ、信頼されていた。しかしある日、店内で万引きをした少年を一整が追いかけたことが、思わぬ不幸な事態を招いてしまう。そのことで傷心を抱えて旅に出た一整は、ネットで親しくしていた、桜風堂という書店を営む老人を訪ねるため、桜野町を訪ねるのだが…。
ステータス
読んだ
砂月 苑さんの感想・評価
やっぱり何度読んでも、桜風堂ものがたりの世界観には引き込まれてしまう。 ダイパなど時間の効率、時間の速さ…それらが重視される時代から浮き出るように、ゆったりと一歩一歩踏みしめるように時間が流れる物語。 書店員の月原一整さんとその周りの人々との交流が、緩やかな毛糸で結ばれるかのように描かれているのも、心にほんわりとした余韻が残される一因なのかもしれない。 桜野町…実存していたとしたら、私も行きたい。
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