8番出口
川村元気
水鈴社
2025年07月09日頃
概要
全世界で社会現象になった無限ループゲームを二宮和也主演で実写映画化。 映画公開を前に、監督自ら書き下ろした小説『8番出口』が刊行! ゲームクリエイター、KOTAKE CREATE氏によって2023年に制作され、累計180万ダウンロードを記録した世界的大ヒットゲーム「8番出口」。 本作をもとにした小説と映画を、この夏、相次いで刊行、公開することとなりました。 小説『8番出口』は、映画の監督と脚本を務めた川村元気氏による書き下ろし。『告白』『悪人』『君の名は。』『怪物』などの企画・プロデュースを始め、自身の小説をみずから監督した『百花』など、数々の世界的ヒット映画を製作。小説家としても35の国と地域で翻訳され累計270万部を突破した『世界から猫が消えたなら』や『億男』『四月になれば彼女は』『神曲』『私の馬』など話題作を発表。映画と小説で、数々のヒット作を生み出してきた氏による最新作です。 地下通路という閉鎖的な空間のなかで、行くか引き返すかの無限の2択を繰り返すというゲームをもとに、驚嘆さえ覚える深みと広がりでその世界を解釈し物語を生み出した川村氏。人生観、死生観、現代人に共通する罪の意識を、読むもの観るものに深く突きつけます。 「グローバルで闘っていくためには、国籍やジェンダーや人種など、自らのアイデンティティを全部背負ったユニークな作品をつくらねばならない。では自分のアイデンティティは何かと考え、日本というゲーム大国でビデオゲーム世代として生まれ育ったこと、映画人としてずっと携わってきたアニメーション映画の表現、小説家としてのストーリーテリングとテーマ性、この全キャリア・全得意技を投入してみようとチャレンジしました。結果、カンヌ映画祭においても、よく物語のないゲームからあのような物語を創出した、と驚かれ、同時に面白がってもらえました」 映画監督業と並行し執筆された小説は、映画では表現しえない主人公たちの進行形の頭の中、心の動きがすべて描かれ、更には、映画ではカットされたいくつかの【異変】も小説で読むことが出来る、双子のような作品です。 そして、8月29日(金)には、実写映画『8番出口』が全国東宝系で公開されます。主演を務めるのは二宮和也氏。今年のカンヌ国際映画祭では、オフィシャルセレクションに選出され「ミッドナイト・スクリーニング部門」で上映されました。日本での公開に先駆け世界で注目の作品となり、既にアジアやヨーロッパの30以上の国と地域で上映が決定しています。 小説だけでも楽しめ、更に映画を観るとエピソードの裏付けを確認するために再び小説を手に取りたくなる、映画と小説でもループに迷い込むこと必至の極上エンターテインメント作品!
ステータス
読んだ
nk2さんの感想・評価
思ったことを色々記録していく。 とりあえず小説自体は1時間程度で読めるので気になる人は帰りの電車で読む用にでも買ってみよう。 ※小説のネタバレはしませんが原作ゲームやそれを取り巻く環境へのネタバレをかなりするので注意 【原作について】 雰囲気が非常に良い間違い探しゲーム、といった内容で、初見時は日本の地下構内の再現度の高さに感動した記憶(今でもすごいと思ってる)。 内容の手軽さから実況されまくってインディーゲーながらかなりの知名度を誇るタイトルにまで上り詰めた、色々とすごいゲーム。製作者は8番出口でいくら儲けたのだろうか... 【映画について】 そしてまさかの映画化。PVでまさかの二ノ宮君主演に、小道具に無限回廊だまし絵のエッシャーを取り入れるなど期待値が意外にも高かった。ゲームのほうはやろうと思えば5分程度でクリアできてしまうため、そんな原作をどう映画化するのか素直に楽しみだった。 ......のだが、監督:川村元気、の文字で色々と察してしまった。 【川村元気の嗅覚】 なんというか、川村氏のコンテンツを創り出す力とでもいうのだろうか。うまく言語化できないのだが、大衆を惹きつける能力の高さを改めて実感した。実況界隈で受けに受けた8番出口を二ノ宮君主演で映画化、なるほどこれは売れそうである。もっと色々思うところがあったのだが、売れそう、の一言で全て片付いてしまった。川村氏は行動力の化身。 【私が思っていた8番出口の映画】 まず、B級映画であるということ。決して否定しているわけではない。私は賛否あったひぐらしやきさらぎ駅の映画をとても楽しめたタイプなので、あの短い原作ゲームを再現しつつもどれだけぶっ飛んだ内容に仕上げてきてくれるのか楽しみだったのです(おじさんが強キャラっぽくなったら面白そうじゃないですか?下らないノリで感想を語り合える映画だろうと思っていて、そこが楽しみでした)。そういうノリで良かったのだが、残念ながら感動路線の映画化は避けられそうにない。...多分自分が少数派なのは承知しています。 【小説の感想】 ネガキャンばかりしてしまったが、小説「8番出口」もそこそこ楽しめた。異変を見逃さないこと、をはじめとした原作ゲームの数少ないフレーズをうまく物語に落とし込んでいて、原作を知っていればニヤリとできるだろう。また、おじさんファンには嬉しい展開もある、かも? ただ、全体的にとにかく軽く、所謂リア充の人達に受けそうな内容だなと思った。あと冷静に考えると(考えなくても)主人公嫌な奴じゃね?って思うし、状況に受け身で対応しているだけで恵まれてるなぁとしか思えなかった。 あとページの色を変えるの、口に関するアンケートが売れたのを見て取り入れてそうでなんか嫌。 なんやかんや言いましたが、映画は絶対見に行くだろうなぁ。あたふたしてる二ノ宮君普通に面白そうだし...おじさん見たいし...
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