のーんイエスタデイ・ワンス・モア
イエスタデイ・ワンス・モア

イエスタデイ・ワンス・モア

小林信彦

新潮社

1994年10月01日頃

概要

その冬、ぼくは30年前の東京に迷いこんでしまった。隈田川沿いの古い鉄筋アパートの部屋で淡いまどろみから目覚めたとき、窓の外の高速道路は消え、柱のカレンダーには1959と記されていた。おずおずと一歩を踏みだすぼくの前に、次々と現われる見知らぬTOKYO、どこかなつかしい街と人びと…。過去と現在の衝突が生む不思議な時空を旅する青年の〈愛と冒険のファンタジー〉。

ステータス

読んだ

のーんさんの感想・評価

何度見返してもモヤるというか、イラつくタイムリープものである。 この主人公は1989年の時点で18歳であり、1959年から戻ってこない。 つまり、平成の失われた30年を知らない(又は逃げ出した)訳である。 昭和という時代を7年しか生きていない、人生の大半を平成、令和を生きている身には、甚だ身勝手な、偽りのユートピアに現実逃避しているだけにしか思えないのである。 あの頃は良かった…と言い出したら、ある意味老害の第一歩である。今の現実から目を背くなよ。

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