何度見返してもモヤるというか、イラつくタイムリープものである。 この主人公は1989年の時点で18歳であり、1959年から戻ってこない。 つまり、平成の失われた30年を知らない(又は逃げ出した)訳である。 昭和という時代を7年しか生きていない、人生の大半を平成、令和を生きている身には、甚だ身勝手な、偽りのユートピアに現実逃避しているだけにしか思えないのである。 あの頃は良かった…と言い出したら、ある意味老害の第一歩である。今の現実から目を背くなよ。
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小林信彦
新潮社
ISBN: 9784101158266
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