デモクラシーのいろは
森 絵都
KADOKAWA
2025年10月02日頃
概要
東京・下落合、戦火を逃れた邸宅に集められた4人の女性。 GHQの一声で、彼女たちの人生を変えるハチャメチャな同居生活が始まった。 1946年11月、日本民主化政策の成果を焦るGHQがはじめた “民主主義のレッスン”。いやいや教師役を引き受けた日系2世のリュウ、この実験を発案した仁藤子爵夫人、生徒として選ばれた個性豊かな4人の女性ーーそれぞれの思惑が交錯する中、風変わりな授業が幕を開ける。希望と不安、そして企み……。波乱の展開が感情を揺さぶる、今年一番の超大作! 目次 第一章 納豆とレモンパイ 第二章 チキン料理と胃薬 第三章 マトリョーシカとにぎりめし 第四章 戻らざりし者と戻りし者 第五章 揺らぎと疼き 第六章 荒ぶる池と湖底の怪物 第七章 罪と罰 第八章 ラストレッスンとクエスチョン 補習
ステータス
読んだ
メモ
2026.2.12読了
じゅりんこさんの感想・評価
私にとって民主主義や平和憲法を揺るがす衝撃の結果だった衆院選。その直後に買ってきて読んだ本。エンタメ的展開の中に、民主主義とは何かということを、読者も自分で考えられるようなと問いが立てられていると感じた。 違う意見の人を否定せず、うまく巻き込むこと。特に仁藤夫人の、ただ目立ちたいだけ、ただ生き残りたいだけ、ただ金持ちでありたいだけの欲望を、戦災孤児の救済に利用するというところは参考になった。 たぶん、高市さんに理念はない。だからこそ。 それから、ゆすりによっていいことを成し遂げたとしても、一生のキズになるということも、納得した。
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