漂流
吉村 昭
新潮社
2008年12月
概要
江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、長編ドキュメンタリー小説。
ステータス
読んだ
naoさんの感想・評価
文献を読み漁り、現地に赴き書き上げる吉村さんのノンフィクション小説は、細部にまでリアリティがあり、ゆえに没読してしまう。 この「漂流」でも、無人島で12年も生き抜いた男が感じる匂いや痛みまでも伝わってくる。 「熊嵐」にも感じた、この五感が牛耳られる感覚が私は好き。 タイトル買いの私だが、吉村著書は読破したい。
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