C線上のアリア
湊かなえ
朝日新聞出版
2025年02月07日頃
概要
育った家がごみ屋敷となり果て、久しぶりに戻った美佐。家を片づけていく過程で金庫を発見する。そこからひもとかれる、家族にさえ言えなかった叔母の秘密とは……。朝日新聞連載時から話題! 湊かなえが新たに挑む、先が読めない「介護ミステリ」。
ステータス
読んだ
はるさんの感想・評価
この小説は、迷路をゴールからスタートに向けて辿っていくような小説。まるで上下巻の物語の下巻から読んでいくように... 絡まった糸が読み進めていくうちにスルスルと解けていくような感覚になって心地よかった。 単行本のカバーがノルウェイの森の下巻仕様になっていたのも一つの伏線であったことに驚いた。 ラストで題名がなぜ“G”線上ではなく“C”線上とされたのかが分かるのもいい。 介護問題をテーマに扱ったこの小説。「男に母親の下の世話はできないよ」の言葉にドキッとした。私はどうなのだろうと先のことを考えてしまった。 自分が介護する立場もしくはされる立場になった時に私は何を思うのだろうか。
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