どんしろがねの葉
しろがねの葉

しろがねの葉

千早 茜

新潮社

2022年09月29日頃

概要

戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と秘められた鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は意気阻喪し、庇護者を失ったウメは、欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されたー。繰り返し訪れる愛する者との別れ、それでも彼女は運命に抗い続ける。第168回直木賞受賞作。

ステータス

読んだ

どんさんの感想・評価

帯にあった、「生きることを選ぶ。それがどれほど強靭な選択か、この小説で知った。」という言葉が、この作品の本質を突いている。 長く生きることは、救いだと思っていた。 ずっと健康なことは、素晴らしいことだと思っていた。 でも、長く健康で生きると言うことは、自分に降りかかる不条理に、そうでなかった人の死に、繰り返し繰り返し立ち会わないといけないということなのかと、この本を読んで知ってしまった。 私はそれでもウメのように生を受け入れられるのだろうか。きっとこれから何度も分からなくなるだろうけど、その時はこの本に問いたい。

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