帯にあった、「生きることを選ぶ。それがどれほど強靭な選択か、この小説で知った。」という言葉が、この作品の本質を突いている。 長く生きることは、救いだと思っていた。 ずっと健康なことは、素晴らしいことだと思っていた。 でも、長く健康で生きると言うことは、自分に降りかかる不条理に、そうでなかった人の死に、繰り返し繰り返し立ち会わないといけないということなのかと、この本を読んで知ってしまった。 私はそれでもウメのように生を受け入れられるのだろうか。きっとこれから何度も分からなくなるだろうけど、その時はこの本に問いたい。
元の読書記録を見るしろがねの葉の感想・レビュー
千早 茜
新潮社
ISBN: 9784103341949
読者の感想・読書記録
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本全体がしんとしていて、それでいて登場人物の感情が一言では言い表せなくて、本当に竪坑を覗き込んでいるみたいな作品だった 終わり方の余白が好き
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