ある行旅死亡人の物語
武田 惇志/伊藤 亜衣
毎日新聞出版
2022年11月29日
概要
2020年4月。兵庫県尼崎市のとあるアパートで、女性が孤独死ー現金3400万円、星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑…。記者二人が、残されたわずかな手がかりをもとに、警察も探偵も解明できなかった身元調査に乗り出す。舞台は尼崎から広島へ。たどり着いた地で記者たちが見つけた「チヅコさん」の真実とは?「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション。
ステータス
読んだ
メモ
#2024年21冊目#ドキュメンタリー
ninaco.さんの感想・評価
「“死”というゆるぎない事実の上に、かつてそこに確実に存在した生の輪郭を少しずつ拾い、結び、なぞること。それは、誰もが一度きりしかない人生の、そのかけがえのなさに触れることだ。」 3400万円の現金を残したまま孤独死した身元不明人の女性の身元を記者2人が取材で解き明かしていくドキュメンタリー。 僅かな手掛かりを元に、地道な取材を重ねていく過程がリアルで読み応えがあった。 読み進めるうちに、確かにいたという痕跡を感じるとともに、女性が何を思ってその道を辿ったのかという本質を知り得ることは無いんだなと切なくもなった。
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