「“死”というゆるぎない事実の上に、かつてそこに確実に存在した生の輪郭を少しずつ拾い、結び、なぞること。それは、誰もが一度きりしかない人生の、そのかけがえのなさに触れることだ。」 3400万円の現金を残したまま孤独死した身元不明人の女性の身元を記者2人が取材で解き明かしていくドキュメンタリー。 僅かな手掛かりを元に、地道な取材を重ねていく過程がリアルで読み応えがあった。 読み進めるうちに、確かにいたという痕跡を感じるとともに、女性が何を思ってその道を辿ったのかという本質を知り得ることは無いんだなと切なくもなった。
元の読書記録を見るある行旅死亡人の物語の感想・レビュー
武田 惇志/伊藤 亜衣
毎日新聞出版
ISBN: 9784620327587
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