砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet
桜庭 一樹
KADOKAWA
2009年02月25日頃
概要
その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは序々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日ー。直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。
ステータス
読んだ
モッチィさんの感想・評価
大人になってから読んだから、最後まで読めたのではないかと思う1冊。 「大人ぶっているがやっぱり子供」の典型例ような考え方をするなぎさ。 「自分は人魚」と言い張り、子供らしい行動をとって周りを振り回すが、「好きって絶望だよね」等と大人顔負けの名言を残す藻屑。 この2人の対比がこの作品の好きなところ。 藻屑の名言は、なぎさには「わけのわかんないこと」して片付けられているが、いつかなぎさが大人になった時、理解する日が来るのだろうか……。
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