鳥羽萬楽この世の喜びよ
この世の喜びよ

この世の喜びよ

井戸川 射子

講談社

2022年11月10日

概要

幼い娘たちとよく一緒に過ごしたショッピングセンター。喪服売り場で働く「あなた」は、フードコートの常連の少女と知り合う。かつての子育ての日々を思い出す女性ー「この世の喜びよ」。ハウスメーカーの建売住宅にひとり体験宿泊する主婦ー「マイホーム」。父子連れのキャンプに叔父と参加した少年ー「キャンプ」。

ステータス

読んだ

鳥羽萬楽さんの感想・評価

一人称が二人称や三人称なのがとても印象的。作品全体を通して人の中にあるなんでもない風景がポッと出てきて、その表現が作品に2色3色どころではない彩りを添えている。物語によって登場人物が前に進んだり、明るくなったりするわけではないが、細やかな日常の一つ一つがより鮮明になる感覚がある。『この世の喜びよ』、『マイホーム』は世の母親はどこかで体験していそうな話で、『キャンプ』は自分がいつか体験したものに似ていると感じた。あまり表に出てこない記憶を呼び起こし、それが一つの宝物であることを認識させられる作品だった。

この本を読んだ人の感想

「この世の喜びよ」の感想・レビューをもっと見る

ショップ

Amazon楽天
鳥羽萬楽

あなたの感想も、読書仲間へ

ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。

鳥羽萬楽のコンテンツをアプリでチェックしましょう