なみまの わるい食べもの
千早 茜
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2025年05月26日頃
概要
偏屈食貴族、不惑からの「初体験」の日々。 直木賞の舞台裏、再婚、猫との暮らし……人生の大波小波を、食を通して描く。凛としてお茶目な食エッセイ。 ●松井玲奈さん推薦!● 「脂身を前に黒ひげ危機一発をする気持ちがよくわかる、とページをめくる手を止める。好きも嫌いも人それぞれだからいい。」 【内容】 ーー「わるい食べもの」の目指すところは、偏見や雑音に負けず、身体に悪いとされるものでも、世の中から悪いと糾弾されても、自分が好きなものを好きに食べる「わるいやつ」でいることだ。だとすると、個人の食の自由が完全に認められる世の中になったら、私の食べ方は「わるい」ものではなくなる。それが「わるい食べもの」が終了、もしくは成仏するときだ。(本文より) ●直木賞選考の日、竹皮で包んだおにぎり…「待ち会、ふたたび」●恋人の家族と初対面でするBBQの味…「初体験の夏休み」●脂身が苦手で挽肉は鬼門だったが…「肉のお花畑」●世界の神秘が膝にある…「愉快などら猫」●最愛の姪のため、ディズニーランドの猛勉強…「姫と騎士修行」●絢爛豪華なウィーンで魅惑のカイザーシュマーレン、シュトルム、ターフェルシュピッツ…「安息の地」ほか 鋭い視点と繊細な描写で、世の食いしん坊たちから熱い支持を集める人気Web連載に、描き下ろし2篇を追加して書籍化。北澤平祐氏の挿絵も満載! シリーズ第4弾ながら、この巻から読んでも楽しめます。
ステータス
読んだ
Ayumiさんの感想・評価
大好きな千早茜さんのわるたべシリーズ。今回も美味しそうな食べ物にまつわるエッセイを堪能させてもらった。 わたしが千早茜さんを好きなのは、品があって想像力を掻き立てられる控えめ且つ力強い文章や、美味しそうな食べ物の描写など、作家としての筆力ももちろんなのだけど、彼女と自分の類似点があまりに多くて、気持ちがわかるなーと思う部分が多いからだ。 繊細で(神経質とも言える)、こだわりが強くて、いつもうっすら体調が悪くて、人と関わることが苦手で内向的で‥。エッセイを読んでいると「わたし以外にもこういう人いたんだ!」と嬉しくなるくらい。 ひとつ大きく違うのは、わたしは食べることが好きだけど、千早さんのように食べ物を美味しくいただくための努力をするのが苦手なところ。だから千早さんのエッセイを読んでいると、わたしもこんなご飯作りたい!とか、こういう生活したい!と思わせてくれる。 デパ地下で買う有名なお店の美味しいもの、初めて食べる国の料理、自分に合わないけど好きになりたい食べ物。千早さんの食べ物フィルターを通して見た世界は、本当に魅力的なのだ。
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