侠
松下 隆一
講談社
2025年02月14日
概要
かつては名うての博徒、今や寂れた蕎麦屋の銀平。最期に挑むは自らの生を賭した大博奕。人生の黄昏に涙する、時代小説の新たな傑作! 文庫シリーズ『落としの左平次』も大好評の著者、第26回大藪春彦賞受賞作! たとえ落ちぶれようと、塵芥のように死んだとしても、一生懸命に生きたという事実は変わらない。ちっぽけな存在でも、誰かのために命を燃やすことができる。ひとりの男の生涯を通じて、作者は人間の生きる意味を謳い上げているのである。 細谷正充(書評家)--本書解説より 第一章 桜草 第二章 貝殻餅 第三章 空蝉 第四章 夜鷹と小者 第五章 命か銭か 第六章 願わくば
ステータス
読んだ
美秋さんの感想・評価
ハッピーエンドとは言えないが、人間の様々な面が正直に描かれていて、人は一言ではあらわせないと身に沁みた。 あまりにも身勝手なおようや清太に腹が立ちつつも、彼らの存在が銀平を支えたところもあったのだろう。 博打のシーンは場内の熱気を感じる静かな迫力があった。 最後はハナに希望を感じられてよかった。 うどんの香りが本からしてくるような不思議な感覚も。お腹がすいた。
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