彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠
樋田 毅
文藝春秋
2024年04月09日
概要
【第53回大宅賞受賞作】 1972年11月、革マル派が支配していた早稲田大学文学部構内で、一人の学生が虐殺された。後に「川口大三郎君事件」と呼ばれるこの悲劇をきっかけに、一般学生は自由を求めて一斉に蜂起。しかし事態は思わぬ方向へと転がり、学外にも更なる暴力が吹き荒れてーー50年前、「理不尽な暴力」に直面した著者が記した魂と悔恨のルポ。 1972年、キャンパスでいったい何が? 思想家・内田樹氏 推薦! 「同時代を生きた人間として樋田さんがこの記録を残してくれたことに深く感謝したい。 若い人に読んで欲しいと思う。 人間がどれほど暴力的になれるのかは知っておいた方がいい」 【本作原案映画、公開決定!】 『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』 (5 月25 日よりユーロスペース他で公開)
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みゃーさんの感想・評価
まず、当時の事情を汲まずに単なる感想を言うとしたら、学生運動って何やってんのよ?しょうもない…って感じ。ただそれで人生狂わされた人がいっぱいいて、まぁ大変だったんだろうなーと思いながら、その当事者の体験談として前半は読んでいた。その辺りは、当時の大学生は色々考えてて今とはだいぶ違って大人びてるなーと思いつつ、若干退屈に感じたけど、後半のインタビューはすばらしい。加害者側の無関心と無反省、軽薄さ、そしてそんな人間が最終的に大学で物を教える側として、偉そうなことを言っているという醜悪さ。こんな相手とも対話を通して、意見の相違を確認したり、かつ認められる意見は認める筆者がすごいと思ってしまった。
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