憤死
綿矢 りさ
河出書房新社
2015年03月06日頃
概要
自殺未遂をしたと噂される、小中学校時代の女友達。興味本位で病室を訪れた私は、彼女が自宅のバルコニーから飛び降りた驚きの真相を聞く…表題作のほか、「おとな」「トイレの懺悔室」「人生ゲーム」を収めた、綿矢りさによる世にも奇妙な物語。
ステータス
読んだ
のぶさんの感想・評価
かなり鋭い。 憤死は悪口のキレがとんでもない。 どんでん返し?のトイレの懺悔室。ゆうすけが自己開示について話を始めたところから一気に怪しさが増していった。それまでは一切なかった恐ろしさが押し寄せてくる感じが素晴らしい。 人生ゲーム。老人になったおれが最後に見たのは幻か。途中まではとても良かったけれど幻で終わるのはちょっと不満。それまでの三作にファンタジー要素がなかったから人生ゲームも、非現実的要素なしに終わらせてほしかった。現れた若者は、実際はあの高校生でなくて、ただの介護人でありそれを勘違いして人生を語っている。とか妄想してみたりした。 綿谷りさ初めて読んだがかなりハマりそう。 あと、謎に紙の手触りが良かった。
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