伯方の義母駈込み訴え
駈込み訴え

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太宰 治/ホノジロトヲジ

立東舎

2023年06月16日

概要

人気シリーズ「乙女の本棚」第33弾は、文豪・太宰治×イラストレーター・ホノジロトヲジのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 あの人は、私の女をとったのだ。いや、ちがった! あの女が、私からあの人を奪ったのだ。 「ずたずたに切りさいなんで、殺して下さい」。男はそう言って、自らの師の居場所を密告した。 太宰治の名作が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズではイェイツ『春の心臓』、江戸川乱歩『人間椅子』、夢野久作『死後の恋』、『瓶詰地獄』、泉鏡花『外科室』を担当する大人気イラストレーター・ホノジロトヲジによって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

ステータス

読んだ

伯方の義母さんの感想・評価

クッッッソデカ感情だ 最初は主が憎くてたまらない男の話かと思ってたけどその裏返しでしたね 「あなたを憎んでいる」って言ってるのに文章の温度は愛… 愛しすぎて暴走してしまった男の話だったよ、なんて愛憎劇……… 愛して愛して、愛してやまなくて、本当は誰よりも近くにいたくて、理解して欲しくて、特別でありたいって渇望してたんだね でもそれが叶わないから、「裏切り」という形でこの愛を終わらせたんだ 「私の言うことは、みんな出鱈目だ」 「泣いたりしてお恥ずかしゅう思います」 あいつが憎い、いややっぱり愛している、いや、やっぱり憎い、そんな行ったり来たりするぐちゃぐちゃで感情の波にのまれてる、それが出ている文… 突然冷静になるのも人間くさくてたまらない この愛が歪んでるとは思えないんだよな~、「歪む」という表現がしっくりこない… ユダは醜い人ではなくて、ただただ愛が積もり積もってしまって、制御できずに暴発したのかな 熱が高すぎる愛だったから、内に秘めておくには限界だったんだろうな 彼が、「あなたを愛している、苦しい、」って伝えられてれば、こうはならなかったのかな 憎しみを孕む前に、惨めさを隠さずに、「愛している」、それだけを言えたら、よかったのかな でもそれができなかった人間の話だもんな…… プライドも嫉妬も劣等感もあるから…切ないな… クソデカ感情によってめちゃくちゃになってしまう人間、たまんね~~!!!! もっとこういうの読みたいね~~~~ チャッピーによると⬇️ この話は • 舞台:聖書の世界(イエスとユダ) • 書かれた時代:昭和15年(1940年) つまり キリスト教の物語を借りて、太宰が自分の心を書いてる。 太宰自身も • 神に憧れる • でも信じきれない • 救われたい • でも救いを壊してしまう そういう人やった。 だからこれは宗教小説というより 太宰の告白小説に近い。 とのこと。太宰治について明るくないから、これから太宰治について理解していきたいネ

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