ゆっぱ図南の翼 十二国記
図南の翼 十二国記

図南の翼 十二国記

小野 不由美

新潮社

2013年10月

概要

この国の王になるのは、あたし! 恭国(きようこく)は先王が斃(たお)れて27年、王不在のまま治安は乱れ、妖魔までも徘徊(はいかい)していた。首都連檣(れんしよう)に住む少女珠晶(しゆしよう)は豪商の父のもと、なに不自由ない暮らしと教育を与えられ、闊達な娘に育つ。だが、混迷深まる国を憂えた珠晶はついに決断する。「大人が行かないのなら、あたしが蓬山(ほうざん)を目指す」と──12歳の少女は、神獣麒麟(きりん)によって、王として選ばれるのか。

ステータス

読んだ

メモ

2025.2

ゆっぱさんの感想・評価

何度も何度も読んでいる作品。圧倒的カタルシス。 図南の翼は勿論最初から最後まで良いんだけど、特に掴みの旅立ちの部分、そして何より終盤の「鳳翼に乗る」あたりからの結末を仄めかす(というか珠晶以外が確信し始める)空気感がとてつもなく好き。ジブリ映画のラストを思い起こすような爽快感と満足感。 本の感想アプリで書くことなのか分からないが、アニメ映画として映画館で一気に最初から最後まで観てこのカタルシスを感じたいという願望がある。人生で叶えたい夢の一つ。 十二国記は読んだ瞬間に感動するだけでなく、人生の折に触れて作中の台詞を思い出し、「こういうことかぁ」って腑に落ちることが多い。 先日、自分の視野がいかに狭いかを知るという(ポジティブに見て)良い出来事があったが、 珠晶の「あなた、眼があるんでしょう?耳があるでしょう?そこにあるものを眼を開いて耳をそばだててちゃんと受け止めていれば、分かることだってたくさんあると思わない?」という台詞が頭をよぎってハッとさせられた。 これからも何度も読んでいく作品。

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